GATEWAY 2026
Threehorizons.
One company,
three doors.
世界と日本をつなぐ、医薬品・健康産業の架け橋
5+
パートナー国
7+
パートナー企業
2023
設立年
3
事業の扉
Care Link
Specialty Pharma × Last Mile
患者の不安を、可視化された安心へ。
薬局から患者宅までのスペシャリティ医薬品ラストワンマイル配送。コールドチェーン管理、服薬継続率の可視化、PSP連携を一気通貫で実現します。
Global Bridge
Import × Export
日本の英知を、世界へ。
海外医薬品・原料の日本市場参入、日本のOTC・サプリメントの海外展開。規制対応から物流まで一括支援します。
garden
Supplement Development
ひとつの製品を、ともに育てる。
サプリメント・健康食品の企画から製造まで。OEM/ODM対応、原料調達、ブランディング支援をワンストップで提供します。
最新の発信
CEO 山本正也が NewsPicks で発信する、医療・ヘルスケアのインサイト
熱波超過死亡 ― 気候適応を医療・介護連携の設計問題として捉え直す
ドイツで6月の熱波により9,600人が死亡したという報告は、気候変動が公衆衛生に与えるリスクの深刻さを改めて示しています。欧州の多くの国では冷房の普及率が低く、温帯気候への適応を前提とした住宅・医療インフラのままでいることが、こうした超過死亡につながりやすい構造的な脆弱性として指摘されてきました。 医療・ヘルスケアの観点から重要なのは、熱中症による死亡の多くが高齢者・基礎疾患を持つ方に集中しやすい点です。つまりこれは単なる気象災害ではなく、慢性疾患管理や在宅ケアの体制、地域の見守り機能が問われる問題でもあります。日本も猛暑対策は進んでいますが、独居高齢者への能動的なアウトリーチや、熱波を想定した医療需要の急増に対応できる体制整備については、まだ十分とは言えないでしょう。気候変動への適応を「インフラ整備」だけでなく「医療・介護の連携設計」の問題として捉え直す視点が、今後ますます必要になると感じています。
ファウチ侮辱罪決議 ― 政治的摩擦がパンデミックの教訓抽出を阻むリスク
ファウチ氏への「議会侮辱罪」決議は、コロナ対応をめぐる政治的対立が法的手続きという形で表面化したものとして受け止めています。公衆衛生上の意思決定の透明性は重要な原則ですが、一方で修正第5条に基づく黙秘権の行使は法的に認められた権利であり、その行使自体を侮辱と見なすかどうかは法解釈上も議論の余地があります。 医療・公衆衛生の観点から気になるのは、こうした政治的摩擦がパンデミック対応の「教訓の抽出」を妨げる方向に働きかねないという点です。次の感染症危機に備えるためには、CDCやNIAIDを含む公衆衛生機関の機能と独立性をどう守るかが問われており、政争の具にすることで専門家が萎縮すれば、長期的には社会全体の感染症対応能力が損なわれるリスクがあります。科学的知見と政治的判断の境界線をいかに引くか、米国の事例は日本にとっても他人事ではないでしょう。
FMTによるピーナツアレルギー改善試験 ― 成果と課題の冷静な読み方
腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と免疫制御の関係は近年急速に解明が進んでいますが、今回の試験はその応用として象徴的な一歩です。FMT(糞便微生物移植)がC. difficile感染症以外の疾患に実証的な効果をもたらしたヒトのデータとして、Science系列誌掲載は学術的な信頼性の担保という点で重要です。 ただし、15人中6人という数字の読み方には慎重であるべきでしょう。奏効率40%は決して低くはありませんが、サンプルサイズが小さく、プラセボとの比較設計や長期安全性のデータはまだ十分ではありません。「数粒食べられるようになった」という改善の質と持続性も今後の精査が必要です。 医療現場への実装を考えると、ドナー選定・処理の標準化、規制上の位置づけ、患者への説明と同意のあり方など、クリアすべき課題は多い。一方で、既存の経口免疫療法が奏効しない患者層に対する選択肢として研究が加速する可能性があり、アレルギー医療の地平を広げる方向性自体には期待しています。